2024/12/22

第30回西南学院コミュニティークリスマスに参加して

第30回西南学院コミュニティークリスマスに参加して

12月20日(金)に,西南学院中学校・高等学校チャペルにおいて開催されました。地域の皆様と共にクリスマスをお祝いしましたので,ご報告いたします。

学院オルガニストの福田のぞみさんの前奏,H. Gehrkeの「もろびとこぞりて」でプログラムがスタートしました。司会は坂東資朗中学校・高等学校宗教部長が担当。早川寛中学校・高等学校校長から参加の皆さんに歓迎の挨拶後,讃美歌「もろびとこぞりて」を一同で賛美,聖書(創世記1章3~5節,ヨハネ福音書1章5節)を西南学院高校の生徒が朗読後,祈祷は西南学院中学校の生徒が行いました。その後,中学校・高等学校吹奏楽部がルロイ・アンダーソン作曲の「A Christmas Festival」を披露し,会場にはクリスマスの調べが響きました。

その後,クリスマスメッセージは「光あれ」と題して南小倉バプテスト教会の谷本仰牧師がヴァイオリン演奏を交え,力強いメッセージを語られました。演奏された讃美歌の「アメイジング・グレイス」「久しく待ちにし」,アルゼンチンタンゴとキリスト教が融合した「だから今日希望がある」について,その背景をご説明いただきました。「だから今日希望がある」は共に賛美しました。皆さん高らかに賛美され,各々夢・希望がチャペル一杯に満たされたようです。

谷本牧師はルターの言葉を引用され,キリスト教(クリスマス)の中心は,どのような境遇の方にも「夜明けは来ること」,生きることは待つこと,待つことは生き延びること,どのような生き方でもいいから生き延びましょう。インマヌエル(「主は我らと共にいる」の意),主は皆さんとともに居てくださいます。一人にならないよう,孤立しないよう,人は共に生きる存在ですと熱く語られると会場にはうなずく方も多くおられました。主はクリスマスに「赤ん坊」としてお生まれになりました。しかし,無力な,そのような神様に希望・光・愛があるのです,とメッセージを送られました。本当に皆さんに勇気を与える内容でした。西南学院コミュニティークリスマスに参加されたお一人おひとりにも希望の光・星が輝いたと思います。谷本牧師の今後の牧会が祝されますよう,お祈りします。

その後、讃美歌「荒野のはてに」を賛美後,オルガンの後奏で閉会しました。なお,クリスマスプレゼントは定番の「み言葉煎餅」です。皆さん,是非,聖書のみ言葉を味わっていただきたいものです。このみ言葉煎餅は,私が在職時代提案した経緯もあり,現在も継続していただいていることを嬉しく思います。

司会の坂東先生から,参加者への感謝と良きクリスマス,新年をお迎えください。そして来年も本クリスマスにご参加くださいとお誘いがありました。今後も地域に開かれたクリスマス,西南学院として存在して,社会に貢献いただきたいものです。ホールでは,参加者の方にクリスマスの自由献金をお願いされました。皆様のお志はペシャワール会をはじめ8か所の団体の働きのために届られます。克心会ファミリーの皆さん,来年は是非,ご参加ください。共にクリスマスをお祝いしましょう。                

 (文責:77期 安藤公正)